2006年05月10日

続・6ポケットの功罪のようなもの

6ポケットの功罪のようなもの


↑前回の記事のつづきです。ネガティブ編

前の記事では、モノあまり日本で、少子化で、甘やかされて育った若者たち。彼らが束縛のない場所で、コスプレしたりして、それが世界のトレンドとして注目され始めている、というようなことを書いた。
(詳細は、)

つまり、いわゆる最近のジャパニーズクールと呼ばれる文化は、6ポケットが作ったんじゃなかろうか、という説でした。

今回は、この6ポケットが生み出す、ネガティブな側面について考察してみたいと。


ま、考察も何も簡単な話で、大人になれない人が出てくるってこと。

働かざるもの食うべからず。

子供のときに、6ポケットのおかげで何の苦労もなくモノを買い与え続けられると、そのお金がどこから来ているのか考えなくなってしまうのではないかと。

別の記事で書いたのですが、ある会社の先輩の子供の誕生日で、彼の子供はバースデーケーキに興味も示さなかったそうです。理由は、ケーキなんてスーパーにもコンビニにも置いてあり、普段から食べているので、珍しくはないから、らしい。

モノを売る側に取っては、ガキはワガママな方がいい。

あれもこれも欲しいとガキがわめいてくれれば、6ポケットという打出の小槌から、どんどんお金が湧いてくるからです。そのために、アニメやゲームや漫画で子供を情報漬けにしているわけで。
(それがジャパニーズクールの原動力なのでしょうけど)


資本主義・商業主義の会社にとっては、なんでも欲しがる子供の方がより多くの利益を生むので、できる限り社会の厳しさ・つらさを知らずワガママな子供の方が都合がいいわけです。

この延長線上に何があるかというと、社会に対する耐性のない子供ができてしまうわけですよ。

大人になれない、と。


高校・大学あたりまでは、子供として扱ってもらえるわけですが、そこを卒業したとたん、彼らのまわりを囲んでいた壁がバターンと倒れて、倒れた壁の向こうに地獄が広がっている、みたいな。

いや、本来は壁の外が普通なわけで、地獄というほどのものじゃないんでしょうけど、壁の内側があまりに快適すぎたために、そんなことになってしまう。

例えていうなら、生まれたときから遊園地で育って、ある程度の年齢になったらそこを出ないと行けないんだけど、今まで外を見せられたことがないから、外に出てその世界のギャップに驚愕しているようなもの。
(わかりにくい例ですかね?)

悪い言い方をすると、使えない大人を量産しているようにも見えますよね。

子供のときは6ポケットからお金を取り出すための触媒として珍重されるが、大人になったら用なしとばかりポイと捨てられているような。私にはそう見えます。

社会に通用しない大人をつくる過程で、企業は利益をあげられるんだけど、企業側がその子を採用するときは使えないので排除するというサイクルが発生しているのではありますまいか。



前回の記事と併せてまとめてみます。

6ポケットによって、日本の子供は恵まれているように見えるし、彼らは世界が注目する日本発のトレンドを生み出している。しかし、その6ポケットで社会に通用しない人間を量産してしまう。

トーキョー発ジャパニーズクールなんて評価されて喜んでいる間にどんどん、使えない大人が量産されていき、そんな大人があふれかえる国になってしまったら。。。

世界に認められてるなんて、喜んでる場合じゃないのでは。

posted by 小森あさ at 09:43| Comment(0) | TrackBack(0) | わが人生に「杭」あり | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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